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詳細情報 |
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るべからざるよし、制しおほせられけるを、承引せずして、なをこの義を興しければ、わが弟子に |
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あらずとて、擯出せられにけり |
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第一圖 |
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兵部卿三位基親卿、ふかく上人勸進のむねを信じて、毎日五萬遍の數遍、をこたりなかりけるを |
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成覺房一念義をたてて、彼卿の數遍を難じければ、重重問答して成覺房の義ならびに所存をしるし |
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て、上人に尋申されける状云、念佛數遍、ならびに本願を信ずるやう、基親の愚案かくのごとく候 |
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難者いはれなく覺候。此折紙に御存知のむね御自筆をもて、かき給はるべく候。難者にやぶらるべ |
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からざるがゆへなり。別解別行のひとにて候はば、みみにもいるべからず候に、御弟子等の説に候 |
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へば、不審をなし候也。又念佛者は、女犯ははかるべからずと申あひだ在家は勿論也、出家はこは |
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く本願を信ずとて、出家のひとの女にちかづき候條、いはれなくさふらふか、善導はめをあげて、 |
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女人を見るべからずとこそ候めれ、この事あらあら仰をかぶるべく候。基親は、只ひらに本願を信 |
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じて、念佛を申候也。料簡も才學も候はざるゆへなり 云云取詮 彼註進の状云 |
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基親取信本願之様 |
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雙巻經上云、設我得佛、十方衆生、至心信樂、欲生我國、乃至十念、若不生者、不取正覺。 文 同 |
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下云、聞其名字、信心歡喜、乃至一念、至心廻向、願生彼國、即得往生、住不退轉。 文 往生禮讃 |